屋外作業の安全対策(秋・冬編)

秋冬の作業において、滑りやすい路面や寒さによるケガ、体調不良への対策、夕暮れ時の安全対策など、気にすべき事柄が多くあります。
こちらの記事では、秋冬の屋外作業における安全対策のポイントをご紹介していきます。
シルバー人材センター会員の皆様が、秋冬の季節でも安心して活動いただける環境を整えていただければ幸いです。

目次:
1.つまずき転倒対策
2.防寒対策
3.日没後の安全対策
4.健康管理と事故予防
5.作業環境、道具の整備
6.まとめ

1.つまずき転倒対策

最初に「つまずき転倒対策」について触れていきます。

“「令和4年人口動態統計(厚生労働省)」によれば、高齢者の転倒・転落・墜落による死亡者数は10,809人で、交通事故による死亡者数の5倍以上となります。”
※引用元:
https://www.gov-online.go.jp/useful/article/202106/2.html

高齢の方にとって、転倒は骨折など大けがにつながりやすく、また症状が軽かったとしても若い時に比べて回復に時間がかかります。

通常の時期でも「段差」などに気を付ける必要がありますが、秋冬は路面凍結なども気を付けないといけません。

つまずき転倒対策のために、以下の3つをご紹介します。

滑り止めの靴を使用

凍結や濡れた地面に対応する滑り止め付きの靴を着用し、転倒を防ぎます。靴底がしっかりとグリップするものを選びましょう。
靴にまきつけるタイプの滑り止めの使用もおすすめです。

準備運動

作業前に簡単な準備運動をして体をほぐしておきましょう。
こんな準備運動はいかがでしょう?

●軽い体操:緩やかですが、大きな動きで筋や関節をほぐします。
膝の屈伸、浅い伸脚、上体の前後屈、体側、上体の回旋、背伸びの運動、手首・足首の回旋、軽い跳躍、深呼吸・・。

●ストレッチング:20秒程度各部位をゆっくり伸ばすことで、筋や関節をほぐします。
引用:
https://www.mhlw.go.jp/shingi/2006/07/dl/s0725-9f-30.pdf

歩行時の対策

歩行時に、両手に荷物を持つ、ポケットに手を入れるなどは避けましょう。万が一転倒しても受け身を取ることができるようにして、万が一の被害を最小限にする準備をしましょう。

2.防寒対策

昨今は、夏が長く、秋が短く冬が来る、という傾向が強くなっています。そして寒暖差が大きく、体調を崩しやすい季節、それが秋冬というシーズンになります。
このパートでは、防寒対策について説明していきます。

防寒具の着用

保温性の高い服などを使用し、冷えによる体調不良を防ぎましょう。特に末端が冷えやすいので、指先や足先の保温に注意しましょう。
作業内容にもよりますが、手袋の着用を検討してみるのもいかがでしょうか。

休憩と水分補給

適度に休憩を取り、水分補給を心がけて体調を維持しましょう。
温かい飲み物を用意し、体温を保つことも重要です。

ジュトクからのおすすめアイテム

反射名入れゆったりビブスベスト

防寒具などのアウターの上から着ることを想定した、ゆったり仕様です。
シルバー人材センター様の活動をアピールするうえで、おそろいのユニフォームは重要です。
ですが、厚手のブルゾンなどをご準備しているセンター様は少ないのではないでしょうか。
しかし、薄手のジャケットなどでは、中に防寒着を着るには不便ですよね。
この商品は、ダウンジャケットの上からでも、ゆったり着ることができます。ジップアップ式なので脱ぎ着もしやすく、ストレスを感じません。
もちろん名入れもできます。名入れ部分は再帰反射プリントですので、光を反射します。

3.日没後の安全対策

秋から冬にかけては日没が早くなり、夕暮れ時の事故が増える傾向にあります。交通事故が多発する夕暮れ時(薄暮時)は特に注意が必要です。

反射材付き作業服を着用

反射材付きの作業服やベストを着用し、車からの視認性を高めます。夜間や薄暗い時間帯に作業が終わる場合などは特に必要です。

携帯ライトの活用

携帯ライトやヘッドランプを使用し、暗がりでも足元を確認できるようにします。特に帰宅時の安全を確保します。

ジュトクからのおすすめアイテム

反射材付きのアイテム、または名入れ部分が反射するアイテムなどをご紹介します。
ウェアだけでなく、帽子、靴などにも反射の機能を持つ商品を活用すると、さらに視認性を高めることができます。

リフレクソフトメッシュキャプ

反射名入れアメリカンキャップ

反射名入れゆったりビブスベスト

反射名入れリフレクスポーツジャケット

パトロールベスト

反射材付きメッシュベスト

靴用反射シール

4.健康管理と事故予防

気温が下がることで、風邪などのウィルスが蔓延しやすくもなり、体も縮こまることでケガもしやすくなります。秋冬はとくに健康管理には気をつけたいです。

緊急時の対応

緊急時には迅速に対応できるよう、連絡手段を確保し、応急処置の準備を行いましょう。作業中の会員様の情報が記入されているワッペンなどを持参しておくことをおすすめします。センター様は、会員様の万が一に備えて、素早い対応ができるような整備も必要ですね。

感染予防対策

手洗いやうがいの徹底、マスクの着用などの基本的な感染予防策を再確認しましょう。秋冬は風邪やインフルエンザの流行時期ともなりますので、とくに注意が必要です。

ジュトクからのおすすめアイテム

反射材ワッペン

安全の心得付 就業報告用ダブルポケット型クリアファイル

5.作業環境、道具の整備

秋冬に限りませんが、作業を行う前に環境や道具を確認し、整備しておくことが大切です。とくに地面が凍結しやすい地域の方は注意が必要です。

足元の整地

作業前に地面の状態を確認し、滑りやすい箇所や障害物を取り除きます。特に落ち葉や凍結による滑りやすい場所は注意が必要です。

道具の整備

刈払い機やヘルメット、草刈用防護ネット等の安全用品の定期的な点検と整備は必ず行いましょう。不具合がない状態で使用するために、作業前に必ず点検し、安全を確保します。

ジュトクからのおすすめアイテム

ヘルメットには定期的な交換が必要なこと、ご存じでしょうか?ヘルメットの素材によっても交換目安の時期は異なります。
一度、今ご使用しているヘルメットの交換推奨時期などを確認し、必要に応じて、新しいヘルメットの購入をご検討ください。

ジュトクで取扱いをしているヘルメットはこちらでご確認できます。

6.まとめ

シルバー人材センターの会員様が行う作業として、屋外でのものは数多くあります。地域によりますが、気温が大きく下がってくる秋冬は、様々な安全対策が必要になります。
この記事では、複数の視点から安全対策について考え、ジュトクからのおすすめアイテムもご紹介させていただきました。
皆様の今後の活動の参考にしていただけますと幸いです。

「地域社会を元気にしたい」
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