除草・剪定作業時の安全対策

春先から秋口にかけて、全国各地のシルバー人材センター様では除草・剪定作業の繁忙期となります。
人手不足のお話も多くのセンター様からお聞きします。限られた人数で作業を行っていると、どうしても「ムリ」が発生しがちになり、そこから「ヒヤリハット」が生まれ、事故につながることも考えられます。
会員様が安心・安全に就業できるよう、安全を確保するための対策は欠かせません。特に、飛び石や転倒といった事故のリスクを最小限に抑える事は、作業者の方の健康と周囲の安全を守るために重要です。

こちらの記事では、除草・剪定作業時の安全性を高める品や対策についてご紹介していきます。
シルバー人材センターで安全就業に関わっている皆様、除草・剪定作業に関わっている会員様にお読みいただけますと幸いです。

目次:
1.ヘルメットを使用するうえで多いお悩みとは?
2.斜面での作業時に安全対策できていますか?
3.飛び石対策に活用できる商品ご紹介
4.作業時の負担を軽減できる商品ご紹介
5.まとめ

1.ヘルメットを使用するうえで多いお悩みとは?

除草・剪定作業を行う上で、ヘルメットの着用を義務付けしているセンター様がほとんどかと思います。
とある会員様からは「お弁当は忘れてもヘルメットは忘れてはいけない。それくらいヘルメットは大切だよ」というお言葉をお聞きしたこともあるます。

ただし、普段ヘルメットを被りなれていない方は「ヘルメットの重さ」が気になってしまうのではないでしょうか。
シルバー人材センター様から私たちに頂くお声としても、「ヘルメットが重いから被りたくないという会員様も多くて」という内容も数多くあります。

剪定作業においては、ヘルメットを被って上を見上げる作業も多くなります。
重たいヘルメットを使用することで、首ヘルニアになりやすくなることも考えられます。
ただし、一定化の高所作業においてヘルメット(保護帽)を着用することは必須となりますし、怪我防止のためにも着用は必要です。

「ヘルメットが重い」というお悩みを会員様は持っていらっしゃる。
センター様とすると、安全のために会員様には「ヘルメットをしっかり被ってもらいたい」。

その解決のために、
「軽いヘルメット」をご紹介させていただきます。

会員様が快適に、安全に作業をしていただくための解決策の1つとしてご検討されてみてはいかがでしょうか?

※これらのヘルメットは「保護帽の規格」に適合したものですので、センター様の各作業において安全に使用いただけます。

●ヘルメットEVO FRP

●ヘルメットEVO1230(通気孔有り)

2.斜面での作業時に安全対策できていますか?

農林水産省の資料によると
(出典:https://www.maff.go.jp/j/seisan/sien/sizai/s_kikaika/anzen/pdf/04-406.pdf
刈払機を使用した事故の内、約3割が斜面など、不安定な姿勢で発生しています。

●刈払機の事故様態

刈払機の場合、機械を左右に動かすため、重心が常に移動し、斜面では特に不安定となります。
例えば、60歳男性が傾斜30度の斜面で作業する際は平地の1.5倍以上の力がかかるという調査結果も出ています。
さらに急傾斜となり、かつ雨つゆで草が濡れていると、さらに大きな力がかかり、転倒・転落しやすくなることが考えられます。

濡れた傾斜面で足を滑らせ、刈払機の回転刃によって足が切り裂かれてしまったという事故事例もあります。

(引用元・出典先URL:https://www.maff.go.jp/j/seisan/sien/sizai/s_kikaika/anzen/pdf/04-406.pdf

このような傾斜面(法面)での事故を防ぐための方法のひとつとして、足のすべり防止用商品をご紹介いたします。
普段の靴に装着可能な除草作業用のスパイクです。斜面での作業など、足元が不安定な時にぜひお使いください。
●ふんばるくん

3.飛び石対策に活用できる商品ご紹介

除草作業において、飛び石対策は必須です。
周囲の方や建物、自動車などへの損害防止のために、適切な作業方法をとること、必要な道具を使用することが必要となります。
飛び石は思っているより遠くに飛んでいきます。近隣トラブルにならないためには、防護ネットの使用が大切です。

出典先URL:
https://www.caa.go.jp/policies/policy/consumer_safety/release/pdf/consumer_safety_release_170720_0001.pdf

長い間多くのシルバー人材センター様にご活用いただけている、
ジュトクのオリジナル商品の防護ネットをご紹介します。
●草刈用防護ネット飛石マモル君

また、作業される会員様方のケガ対策として、必要な装備品を身に着けることも検討が必要です。
「短時間だから」「慣れた作業だから」と、充分な保護具を身に着けず作業すると思わぬ事故につながります。
今一度、作業時の服装を確認してみてはいかがでしょうか。

ジュトクおすすめ商品はこちら
●防災面
飛び石や枝などでケガをしないよう、あると安心な防災面。いろいろな種類のヘルメットでご使用いただけます。

●脛ガード
不意の事故防止に!マジックテープで簡単装着の脛ガードは作業時の貸出にもおすすめです。

●ガーデングラスくもり止め付き
目の保護に!キズに強く、くもりにくい保護メガネです。眼鏡をかけたまま使用できるオーバーグラスになります。

4.作業時の負担を軽減できる商品ご紹介

こちらのパートでは、会員様が除草・剪定作業を行う際の負担を少しでも軽減いただける商品を3つご紹介させていただきます。

●刈払機用防振手袋
刈払機からの振動を軽減します。手袋にスポンジが内蔵されていて、手のケガ防止だけでなく、腱鞘炎も予防します。

●多機能防振壁掛けバンド
刈払機の重さや振動を両肩に分散させます。背中に保冷剤を入れることのできるポケット付きのため、熱中症対策としても活用いただけます。

●高視認ワンタッチエプロン
ワンタッチで腰に固定できるエプロンです。エプロン本体がオレンジ色になっていて、反射帯を共に使用することで、薄暗い時間帯でも目立ちます。

私(記事作成担当者)も、自分の畑の除草作業を毎週のように行っていますが、刈払機はそれなりに重く、長時間作業をしていると腕がだんだん上がらなくなってきます。また刈払機が手に与える振動も、疲れを加速させます。
上記のような商品を使うことで、少しでもそれらの疲労を軽減できれば、会員様の健康保持にも役立つのではないかと考えています。
また、除草作業をしていると刈った草が飛び、どうしても服が汚れてしまいます。除草作業で服に付着した汚れは取りづらいですよね。洗濯をしても汚れが残ってしまう場合もあります。上記のようなエプロンを着用することで、それら汚れ対策にもつながるのではと思います。

ぜひご参考にしていただければ幸いです。

5.まとめ

シルバー人材センター様の除草・剪定作業時の安全対策につながる商品をご紹介させていただきました。
わたしたちは全国47都道県のセンター様とお取引させていただいておりまして、各地でお声をお聞きしております。
どのセンター様も「作業してくださる会員様の不足」「事故への対応」のお悩みをお持ちです。
適切な安全対策を行うと同時に、会員様の作業軽減に取り組みを行うことで、それらの課題解決につながるのではとわたしたちは考えております。
最近では、アシストスーツに関するお問い合わせをいただくことも出てまいりました。

引き続き、皆さまのお役に立てる情報をご提供してまいります。

「地域社会を元気にしたい」
地域を支えるシルバー人材センター様の活動を応援させていただくことで、その願いを実現していきたいと考えております。
ぜひ皆さまの活動におけるお困りごと、ご相談いただければと思います。
お問い合わせはこちらまで。

トップへ戻る