屋外作業での頭部保護、転倒防止対策に活用したい帽子

屋外作業での頭部保護 転倒防止対策に活用したい帽子

シルバー人材センターにおける安全就業対策は重要な課題になります。各センターで安全就業委員会が組織されており、各種の対策を企画、主導されていらっしゃいます。私たちは会員様への安全商品のご提供を通して、シルバー人材センターにおける安全就業に貢献していきたいと考えています。
この記事では、屋外作業での頭部保護と転倒防止対策に活用いただける帽子をご紹介させていただきます。軽くて涼しく着用いただけますので、屋外での草取りや、清掃作業などでも活躍します。

目次:
1.シルバー人材センターで起こりうる事故を考える
2.ヘルメットの着用には抵抗がある会員様向けの帽子ご紹介
3.この帽子が役に立つ就業シーンのご紹介
4.まとめ

1.シルバー人材センターで起こりうる事故を考える

シルバー人材センターで起こりうる事故を考える

まずはシルバー人材センターで起こりうる事故を考えてみたいと思います。
事故の状況を考える上で、「事故」というものにはどのような型があるのか、把握していきます。
厚生労働省において、事故の型が分類されていますので、そこから見ていきましょう。
転載:https://www.mhlw.go.jp/bunya/roudoukijun/anzeneisei14/dl/090301g_0019.pdf

分類項目内容
墜落・転落人が樹木、建築物、足場、機械、乗物、はしご、階段、斜面等から落ちることをいう。
転倒人がほぼ同一平面上で転ぶ場合をいい、つまずき又は滑りにより倒れた場合等をいう。
激突墜落、転落及び転倒を除き、人が主体となって制止物又は動いている物に当たった場合をいい、つり荷、機械の部分等に人からぶつかった場合、飛び降りた場合等をいう。
飛来・落下飛んでくる物、落ちてくる物等が主体となって人に当たった場合をいう。
崩壊・倒壊堆積した物(はい等も含む)、足場、建築物等が崩れ落ち又は倒壊して人に当たった場合をいう。
激突され飛来・落下、崩壊、倒壊を除き、物が主体となって人に当たった場合をいう。
はさまれ・巻き込まれ物にはさまれる状態及び巻き込まれる状態でつぶされ、ねじられる等をいう。
切れ・こすれこすられる場合、こすられる状態で切られた場合等をいう。
踏み抜きくぎ、金属片等を踏み抜いた場合をいう。
おぼれ水中に墜落しておぼれた場合を含む。
高温・低温の物との接触高温又は低温の物との接触をいう。
有害要因との接触放射線により被ばく、有害光線による障害、CO中毒、酸素欠乏症並びに高気圧、低気圧等有害環境下にばく露された場合を含む。
感電帯電体に触れ、又は放電により人が衝撃を受けた場合をいう。
爆発圧力の急激な発生又は開放の結果として、爆音を伴う膨張等が起こる場合をいう。
破裂容器、又は装置が物理的な圧力によって破裂した場合をいう。
火災火災に関連して連鎖的に発生する現象としては、爆発とか有害物との接触(ガス中毒)などがあるが、その場合には事故の型の分類方法にしたがい爆発とか有害物との接触は火災より優先される。
交通災害(道路)交通事故のうち、道路交通法適用の場合をいう。
交通災害(その他)交通事故のうち、船舶、航空機及び公共輸送用の列車、電車等による事故をいう。
動作の反動・無理な動作上記に分類されない場合であって、重い物を持ち上げて腰をぎっくりさせたというように身体の動き、不自然な姿勢、動作の反動などが起因して、すじをちがえる、くじく、ぎっくり腰及びこれに類似した状態になる場合をいう。

シルバー人材センターの就業において発生するかもしれない事故を、上記、19の事故の型に合わせて考えてみます。

分類項目シルバー人材センターの就業で発生するかもしれない事故
墜落・転落植木剪定作業中に脚立から転落
転倒除草作業中、法面の草刈りをしている際、足が滑りバランスを崩し、転倒した。
激突屋内清掃作業の際、少し高さのある場所から飛び降りて、足をねん挫した。
飛来・落下除草作業で使用する芝刈機を軽トラックから降ろす際、芝刈り機が軽トラックの荷台から滑り、作業していた人の足の上に落下した。
崩壊・倒壊樹木伐採の際、牽引ロープを使わず木を押し倒した結果、建物に当たり、建物が崩壊した。
激突され工場での検品作業中、上部にあったクレーンタイプのレーンに頭をぶつけてしまった。
はさまれ・巻き込まれ駐輪場管理の際、服の袖が自転車のサドルに引っ掛かり、自転車が倒れて挟まれた。
切れ・こすれ刈払い機を使った除草作業中に、作業者が近づきすぎて刈払い機の刃が足を切った。
踏み抜き清掃作業中、地面に落ちていた板に釘が刺さっていて、それを踏んでしまい、足の甲まで釘が貫通。
おぼれ屋外清掃中に、あやまって川に転落し、おぼれた。
高温・低温の物との接触工場内での軽作業の際、高温になっているパイプ部分をさわってしまい、やけど。
有害要因との接触(該当はないのではと思われる。)
感電植木剪定の際、機械で生垣を刈り込みしていたところ、電源コードを誤って切断してしまい、そこから感電した。
爆発(該当はないのではと思われる。)
破裂ゴミ収集場所で作業中、家庭ごみに含まれていた容器が破裂し、破片が顔に当たった。
火災家事援助の際、夕食調理時にガスコンロの火を使い鍋をあたためていた。雨が強く降ってきたため、急ぎ雨戸を締めに行ったところ、その間にガスコンロの火が大きくなった。
交通災害(道路)現場へ向かう際中、助手席に置いてあったヘルメットに気を取られて、歩道と車道の境界ブロックに乗り上げた。
交通災害(その他)(該当はないのではと思われる。)
動作の反動・無理な動作植木剪定での枝打ち作業中、枝をゴミ袋に入れた際、反動で飛び出し、頬を切った。

※上記は、「シルバー人材センター 安全就業の手引き 第六改定 編集兼発行者 公益社団法人全国シルバー人材センター事業協会」に記載の内容をヒントとして、作成させていただきました。

事故については、事故発生の要因を知り、その要因をいち早く発見し、なくす行動をしていくことで、防ぐことが出来ます。
上記のように、事故の型に合わせて、「自分たちの就業において、発生するかもしれない事故はなんだろう」と考えてみることもお勧めします。

2.ヘルメットの着用には抵抗がある会員様向けの帽子ご紹介

ヘルメットの着用には抵抗がある会員様向けの帽子ご紹介

シルバー人材センターの就業中の事故で多くの割合を占める事故の型は「転倒」です。
転倒時に頭部をぶつけると重篤な怪我につながります。
頭部保護のために、ヘルメットを使用されているセンター様が多いです。
剪定作業など高所での作業が必要な現場では保護帽(ヘルメット)の着用が必要になりますが、除草作業など低所作業においては、ヘルメットほどの強度は必要ない、という場合もあります。

普段ヘルメットを被りなれていない会員様ですと、「ヘルメットが重くて首が疲れてしまう」、「ヘルメットは暑くて頭が蒸れてしまう」などの声があり、なるべくヘルメットは被りたくない、というお声が職員様に届く、ということありませんか?

そんなお声を長浜市シルバー人材センター様からいただき、開発したジュトクオリジナル商品(PBJ)が、SCヘッドガードライトシリーズになります。

●SCヘッドガードライトシリーズ

ちょっとした衝撃から頭部を守るインナーメット内蔵しています。
ですので、保護帽(ヘルメット)が必要でない現場で、でも頭部を守りたいという場合、ご活用いただけます。
187gと超軽量のため、帽子と同じ感覚で被っていただけます。

またこのインナーメットは簡単に取り外しできます。
下記動画で取り外し方法をご紹介しておりますので是非ご覧ください。

視界の邪魔にならないベストな長さのタレは、日焼け防止だけでなく、枝などから顔を守ってくれます。

通常タイプ以外にも、帽子裏地に日傘で使われる素材を使い高い遮熱性を持った商品もございます。

SCヘッドガードライトのご紹介

サンプルをご確認いただくことも出来ますので、ぜひお問い合わせください。
お問い合わせはこちらからお願いいたします。

3.この帽子が役に立つ就業シーンのご紹介

この帽子が役に立つ就業シーンのご紹介

ヘルメットをかぶる程ではないけど、頭部の安全を確保したい、そんなときに活用いただけるジュトクオリジナル商品の帽子「SCヘッドガードライトシリーズ」。
シルバー人材センターで行われる就業シーンで役立てていただけるシチュエーションをご紹介させていただきます。

屋外清掃で段差のある場所での転倒対策

SCヘッドガードライトの使用場面

屋外清掃作業では「ちょっとした高さの段差」と出会う機会が多いのではないでしょうか。
写真のように、掃除に集中していると、足元がおろそかになり段差を踏み外してしまう、という事故がおこりがちです。
そんなとき、このSCヘッドガードライトに内蔵しているインナーメットが役立ちます。
頭部を保護するものがあるとないとでは、大きな差が出ます。
転倒時の対策として、ぜひこの帽子をご活用ください。

頭部保護という観点から考えると、メーター検針などの場でもご活用いただけます。
検針に集中してしまい、頭上にあったパイプ類などに頭をぶつけてケガをしてしまった、というお声も多くお聞きします。

ヘルメットをかぶる程ではないけれど頭部の安全を確保したい、そんな就業シーンで役立ちます。

草取り作業などで枝葉から顔を守る

タレによって顔が守られて安心感 枝葉が顔に当たりこすれることをタレでガード

SCヘッドガードライトには顔回りを覆うタレがついています。
顔側面から背後までガードをしていますので、とくに首部分などの日焼け防止に役立ちます。
そして、もう一つ役立つポイントは、枝葉などから顔を守ることが出来るということがあります。
写真のように、木や枝が多い公園などでの作業では、枝や葉が顔に当たってこすれてしまう、かすり傷を負ってしまう、など発生することがあります。
そんなとき、このタレは役立ちます。

また、草取りをして、集めた草や枝をトラックの荷台に載せる作業などでも、万が一、載せた草が落ちてきたとき、顔をガードしてくれます。
内蔵のインナーメットによって頭部の衝撃もある程度吸収してくれます。

他お役立ちシーン

頭部を守りたい就業シーンとして、お墓掃除などでも役立ちます。

遮熱SCヘッドガードライト(サンガード)は、高い遮熱性があるため、夏場の海岸清掃の際にも役立ちます。

他、「このような就業シーンで活用しています!」などのお声がありましたら、ぜひ私たちまでお教えください!

4.まとめ

屋外作業での頭部保護や、転倒防止対策に活用いただける帽子「SCヘッドガードライトシリーズ」について、ご紹介させていただきました。
シルバー人材センターの活動において、安心安全に作業を行うことは大切です。会員様の平均年齢が75歳近くとなっている現在、現在の会員様が楽しく、長く活動をされるために、そして新たな会員様獲得のためにも、各シルバー人材センターが「安全安心への取組み」のアピールを行うことも必要です。
私たちは、このような「物」のご提供を通して、事故防止対策のお手伝いをいたします。
ぜひ参考にしていただければ幸いです。

「地域社会を元気にしたい」
地域を支えるシルバー人材センター様の活動を応援させていただくことで、その願いを実現していきたいと考えております。
ぜひ皆さまの活動におけるお困りごと、ご相談いただければと思います。
お問い合わせはこちらまで。

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