シルバー人材センター業務に最適なヘルメットの選びかた

シルバー人材センター業務に最適なヘルメットの選び方

シルバー人材センターでの業務において、「ヘルメット」を着用されることもあるかと思います。ジュトクではシルバー人材センター業務に最適なヘルメットをご用意しておりますが、よくセンター職員様からご質問をいただく内容がございます。
それは「様々なヘルメットがあるけれど、どれが良いのか、どれが業務内容に合っているのかがわからない」ということです。
この記事では、現在ジュトクでご紹介しておりますヘルメットをおすすめポイントと共にご紹介し、シルバー人材センターでの業務における活用法もご提案させていただきます。記事の最後では、ジュトクの保護具アドバイザーによるオンラインご相談会、そして安全適正推進大会での講演のご紹介もさせていただきます。ぜひ最後までご覧ください。

目次:
1.シルバー人材センターでヘルメットを使用する業務とは?
2.ヘルメットの基礎知識
3.ヘルメットの選びかたをおすすめポイントと共にご紹介
4.その他おすすめ商品(ヘルメット内部をもっと涼しくできる!)のご紹介
5.ジュトクの保護具アドバイザー活動のご案内
6.まとめ

1.シルバー人材センターでヘルメットを使用する業務とは?

シルバー人材センターでヘルメットを使用する業務とは?

シルバー人材センターで行っている主な仕事は、公益社団法人全国シルバー人材センター事業協会のHP内でも紹介されています。
https://www.zsjc.or.jp/about/about_06.html

技術分野、技能分野、事務分野、管理分野、折衝外交分野、一般作業分野、サービス分野に分類されています。

ヘルメットを使用する業務とすると、技能分野の中では「庭木などの剪定」が挙げられます。脚立に乗って作業を行うことがあり、落下時に頭部を保護します。
管理分野の中で「建物管理」に高所作業が含まれるようでしたら、こちらでもヘルメットが使用されます。
他、一般作業分野での「除草・草刈り」の場でヘルメットを使用されることも多いです。刈払機を使った作業時、刈った草の運搬作業時などに着用されています。

転落や機械から頭部を守るために、ヘルメットを使用することは重要です。

2.ヘルメットの基礎知識

ヘルメットの基礎知識

シルバー人材センターの各業務でどのようなヘルメットがよいのか、を考える前に、まずはヘルメットの基礎知識について学んでいきましょう。

そもそも皆さまはヘルメットといって、どのようなものをイメージされますでしょうか?
工事現場で作業者が被っている現場用のヘルメット、防災用のヘルメット、自転車やバイク用のヘルメット、登山時に被るヘルメットなど、様々なヘルメットが思い浮かぶのではないでしょうか?

シルバー人材センターの業務で使用されるヘルメットですが、どのようなヘルメットでもよいわけではございません。たとえば、庭木の剪定時に着用するヘルメットが「自転車用のヘルメット」でもいい、わけではありません。

おもにシルバー人材センターの会員様が現場で使用いただくヘルメットは「保護帽」と言われるものになります。

この「保護帽」は厚生労働省が定める労働安全衛生法第42条の規定に基づく「保護帽の規格」に適合したものになります。

保護帽の規格
https://www.mhlw.go.jp/web/t_doc?dataId=74066000&dataType=0&pageNo=1

上記にも記載されているように、たとえば衝撃吸収に関する試験、墜落による危険を防止するための試験、貫通性に耐える試験など、様々な試験が規定されており、ヘルメットメーカーはこれらの試験をクリアした規格適合品でなければ保護帽としてヘルメットを販売することができません。

ジュトクにいただくヘルメットに関してのお問合せで「どちらのヘルメットがより安全ですか?」とお聞きいただくケースがあります。
保護帽として販売されているヘルメットであれば、上記様々な規格に適合しているわけですので、安全性に大きな違いはないとも言えます。

ただ、保護帽であればどのヘルメットでも、すべての現場で使用して良いのかといえば、違います。
保護帽には使用区分が設けられています。

保護帽の使用区分
① 飛来・落下物用
「飛んでくる物」「落ちてくる物」から頭部を保護するもの
② 墜落時保護用
「墜落」による頭部への衝撃を軽減し、頭部を保護するもの
③ 電気用
頭部感電による危険を帽子するもの

保護帽は、上記の区分別およびそれらを組み合わせた種類があり、作業の内容ごとに使用すべき保護帽が定められていますので、そちらを確認することが重要です。

※ジュトクでご紹介しているヘルメットは、シルバー人材センター様の作業内容に合った保護帽として「飛来・落下物用」と「墜落時保護用」の両方に対応したヘルメットとなります。

保護帽の着用が規定された作業範囲
保護帽については、着用が規定されている作業範囲があります。この作業範囲は、労働安全衛生規則(あんえいそく)で規定されています。労働安全衛生規則とは、労働者の安全と健康を確保し、快適な作業環境を作り出すため厚生労働省が発行した省令です。
下記、厚生労働省が運営している「職場のあんぜんサイト」内で、保護帽を着用しなければならない作業の例が記載されていますのでご紹介します。
https://anzeninfo.mhlw.go.jp/yougo/yougo27_1.html

シルバー人材センターの作業においては、労働安全衛生規則第五百十八条あたりが「墜落等による危険の防止」として関連してくるのではと思われますが(2メートル以上の高所作業において、墜落による危険を防止するための保護帽)、皆さまが行う実際の作業がどのようなものなのかを確認されたうえで、そちらが保護帽の着用が規定されているのかどうかを、各センター様地域所轄の労働基準監督署へご確認ください。
※保護帽については、内側に「労・検」ラベル(型式検定合格標章)が添付されています。そちらで使用区分も確認ができます。

シルバー人材センターの業務は様々な現場があります。また会員様の現場での役割がそれぞれ異なる場合もあり、同じ業務、同じ就業場所であっても、作業状況は異なるかと思われます。
ただ、会員様の安全を考え、同じ業務であればすべての会員様に保護帽の着用を義務付ける、お願いする、などの対応が必要ではないでしょうか。

繰り返しになりますが、ジュトクでご紹介しているヘルメットは、シルバー人材センター様の作業内容に合った保護帽として「飛来・落下物用」と「墜落時保護用」の両方に対応したヘルメットとなります。

3.ヘルメットの選びかたをおすすめポイントと共にご紹介

ヘルメットの選びかたをおすすめポイントと共にご紹介

ここからは、ジュトクで取扱いしておりますヘルメット(の一部になりますが)をご紹介していきます。
「●●の方向け」という形で、それらのヘルメットのおすすめポイントと共にお伝えします。

●軽さ重視の方向けヘルメット

ヘルメットを被りなれていない会員様にとって「ヘルメットの重量」は気になります。ヘルメットを被りたくない、という気持ちにならないよう、軽いヘルメットはいかがでしょうか?他ヘルメットに比べて軽いヘルメットをご紹介します。

・最軽量280g・耐用年数長持ち(交換目安5年)!
ヘルメットEVO(FRP)

・透明バイザーで視界確保!重さは365g!
ヘルメットEVO1230

●暑さ対策重視の方向け

年々暑さが厳しさを増しています。ヘルメットの着用は必要、でも暑さ対策も行いたい。そんなときにおすすめのヘルメットです。遮熱塗装によりヘルメット内の温度上昇を防ぐ、人気のエアライトシリーズは他ヘルメットに比べ頭部が蒸れにくい構造になっている、など、会員様がなるべく快適に作業していただける環境構築に役立ちます。

・直射日光も反射するハイグレードモデル!ヘルメット本体に遮熱塗装加工を施しています!
遮熱塗装飛翔エアライト

・究極の通気性能実現したモデル!
飛翔エアライト

・人気のエアライトシリーズ+シールド付き!草刈時に側面からの飛来物から目を守ります!
シールド付き 飛翔エアライトplus

●被り心地重視の方向け

ヘルメットを被ると肩が凝ってしまう、首が疲れてしまうとお悩みの会員様におすすめです。

・ソフトな被り心地と通気性を兼ね備えたヘルメット!重量は387gで軽め!
スミハット

上記以外にもヘルメットご紹介できますので、お気軽にお問い合わせください!
お問い合わせはこちらまで。

4.その他おすすめ商品(ヘルメット内部をもっと涼しくできる!)のご紹介

その他おすすめ商品(ヘルメット内部をもっと涼しくできる!)のご紹介

作業の際、空調ウェアを着用して暑さ対策を行っている会員様のお話をよくお聞きします。空調ウェアによって体の部分は涼しくなります。
しかし、ヘルメットを被っている頭部はいかがでしょうか?暑さ対策を強化しているヘルメットを使用していたとしても、暑さは感じますし、汗はかいてしまいます。
「ヘルメット内部が暑くなるのは仕方ないよね」と許容されているのではと思いますが、ジュトクにはヘルメット内部を涼しくできる商品がございます!こちらでは、その商品をご紹介させていただきます。

BREEZE DUCT~ブリーズダクト~

ヘルメット内の蒸れ、発汗によるべたつきを解消。ブリーズダクト

こちらはヘルメット+空調ウェアに、このブリーズダクトを組み合わせて使用いただくことで、簡単に頭部を涼しくできるというアイテムになります。

ブリーズダクトをマジックテープでヘルメットに固定、その後、ブリーズダクトのダクト部分を首部分から空調ウェアに差し込みます。
そして、空調ウェアのファンを回転させると、空調ウェアからの風をヘルメットの中に送り込むことができます。
頭にかいた汗が、送り込んだ風で蒸発し、気化熱作用でより涼しく感じます。

ファン付きヘルメットなども市販されていますが、ファン付きヘルメットは重かったり、ファンの音で周囲の声が聞こえづらくなるなどのお話もお聞きしています。

このブリーズダクトは、それらのお声をもとに開発した商品です!
下記からは、この商品の取り付け方と効果を確認いただけます。ぜひ一度ご覧ください!

サンプルを見ていただくことも可能です。ぜひお気軽にお問い合わせください!
お問い合わせはこちらまで。

5.ジュトクの保護具アドバイザー活動のご案内

ジュトクの保護具アドバイザー活動のご案内

ヘルメットなど安全のことなら、ジュトクの保護具アドバイザーにお任せください。

※保護具アドバイザーとは?
https://jsaa.or.jp/%E4%BF%9D%E8%AD%B7%E5%85%B7%E3%82%A2%E3%83%89%E3%83%90%E3%82%A4%E3%82%B6%E3%83%BC%E8%AC%9B%E7%BF%92%E3%81%AE%E3%81%94%E6%A1%88%E5%86%85/
日本保安用品協会が認定する保護具(ヘルメットなど)に関する労働安全衛生の専門家です。保護具等の適正な活用の基本について、技術又は法令の面から指導。情報提供等をお子舞います。(上記HP内から一部抜粋)

ジュトクには保護具アドバイザーが在籍していますので、皆さまに向けて、保護具等についてご相談会や講演会などを実施しております。

<保護具アドバイザー活動の一例>
●2020年愛知県シルバー人材センター連合会様より安全適正推進大会の講師として招かれ、安全についての講演をさせていただきました
https://silverjinzai.com/new/lecture01/

●2024年6月にヘルメットの選びかた個別オンライン相談会を行いました。
https://silverjinzai.com/new/online_meeting_helmet/

オンライン相談会・随時実施しております!
「ヘルメットの選び方とは?」「ヘルメットの正しい使い方とは?」などお困りでしたらご相談ください。会員様に向けたオンラインでのご説明も可能です。
お問い合わせはこちらまで。

6.まとめ

どんなヘルメットを選べばよいか分からない、ヘルメットの素材による違いは何?など、お困りの声が多いとシルバー人材センター職員様からお聞きしておりました。今回の記事では、それらのお悩みの解決に繋がればと考え、作成いたしました。
また、この記事だけでは不足もあるかと思いますので、ぜひ安全の専門家がいるジュトクにお問い合わせください。皆さまの状況に最適なヘルメットや安全用品をご紹介させていただきます。


「地域社会を元気にしたい」
地域を支えるシルバー人材センター様の活動を応援させていただくことで、その願いを実現していきたいと考えております。
ぜひ皆さまの活動におけるお困りごと、ご相談いただければと思います。
お問い合わせはこちらまで。

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